お酢は健康維持に良いと言われてきましたが、中でも黒酢は美容に関心の高い人々に注目されています。黒酢の代表的な栄養素は、「必須アミノ酸」と「クエン酸」。脂肪燃焼を促して細胞を活性化、疲労回復のサポートをしてくれる要素があります。他にも血糖値や血圧の降下、カルシウムの吸収サポート、防腐や殺菌効果など多様な効果が期待できると言われています。
これまでは飯尾醸造の「富士酢」にハマっていましたが、手に入り易い価格の美味しい黒酢を探していたときに出会ったのが、内堀醸造の「臨醐山黒酢」です。臨醐山とは岐阜県八百津の代表的な山の名前です。
酢ムリエの内堀光康氏の公式ブログより
内堀醸造が130年間変わらず持ち続けているのが「酢造りは酒造りから」の理念。酢はアルコールを発酵させて造られますが、内堀醸造では米酢を作るための日本酒を、ワインビネガーを作るためのワインをすべて自社で製造しています。
それではいったいどんなお酒がおいしい酢になるのでしょうか?「酢」という文字は酒から作ると書く通り、お酒を造った後にお酢を造る発酵が始まります。「おいしいお酢を造るためのお酒とは何だろうか?」と内堀醸造のスタッフは日々問い続けるものの、明確な答えはいまだに見つかっていないといいます。目指すのは、飲んでおいしいお酒ではなく、おいしいお酢に育つためのお酒。ある程度多くの量を飲むことを前提に作られるお酒を「薄口」とするならば、ほんの少量の中にコクや深みを出さなければならないお酢のためのお酒は「フルボディ」といったところでしょうか。おいしいお酢を味わってもらえるよう、内堀醸造ではお酒造りにおいても常に進化を図っています。
また、造り手の努力だけでは解決できない自然の恵みも大切です。おいしい酒造りに必要な条件に、「水」の質が良くて量も豊富であること、さらに風が良いことなどがあります。お酒やお酢は微生物が作るものであるため「おいしいお酢造りは微生物にとっての適切な環境作りから」とも言えそうです。
◆ 内堀さんは最近、NHKの「あさイチ」や「ごごナマ」によく出演されています。軽妙な語り口が魅力的なことはもちろんですが、私は内堀さんの姿勢の良さにも注目しました!おしゃれでダンディーで年齢不詳に見えるところが素敵です。「そうだ!年齢不詳を目指そう!」とひそかに思ったくらいです(笑)
黒酢で美味しく減塩・減糖しましょう!
〇肉と野菜の黒酢炒め
例 豚肉とピーマン、アスパラ、なす、ジャガイモなどその時の野菜なんでも。
炒めた肉と野菜を 黒酢大1、醤油大1 塩コショウ少々で味付け
〇カボチャの黒酢煮 さつまいも、ジャガイモでも美味しい!
鶏挽き肉、カボチャを加えて炒めたら、黒酢大1、みりん大1、醤油少々、水少々で煮るだけ。
〇白菜の中華風甘酢漬け
200gを塩もみして絞る
黒酢大2、砂糖2、醤油小1、鷹の爪、胡麻油少々であえるだけ。
〇黒酢としらすの混ぜ飯
同量の黒酢と醤油にしらすを一晩漬ける
翌日、炊いたご飯に漬け込んだしらす、大葉、ゴマを混ぜるだけ。
〇砂糖不使用レーズン黒酢ドリンク
黒酢に干しぶどうを漬けておく 最低でも3日くらい置く
15から20mlを、水、ソーダ、牛乳で割って飲む。私のおすすめは牛乳!それを朝に飲む。
〇黒酢で生姜ホットドリンク
黒酢大1.はちみつ大1 生姜すりおろし少々
〇黒酢タマネギたれ
玉ねぎスライス
黒酢、醤油、みりん各大さじ2に30分以上つけておく。
黒酢を焼き魚、餃子、フライなどに、醤油の代わりにどんどん使ってみてください。
唾液も増えて消化も促進されるでしょう!