モノを覚えるのは「脳」の特権ではない

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モノゴトが上手くいくコツ

現代人は効率を重視するあまり、大切なものを見失っていないでしょうか?

物事を判断するとき、好きとか嫌いでするだけでなく、コスパやタイパが良いとか悪いとかが
基準になっているようです。

あえてコスパやタイパが悪いことに触れることによって、別の視野から見えてくるものがあるし
今まで気がつかなかった情報やチャンスに出会うことがあります。

華道、茶道などの「道」とは何?

「道」という漢字は、「首」と「しんにゅう」で出来ています。
首は人間を表し、「しんにゅう」は往来を表すそうです。人が物理的に行きかう場所、それが「道(みち)」です。そこから発展して、人が何度も同じことを反復して得た最高の善を「道(どう)」というのだとか。

私が考える「道」とは

・まず頭で考え形を覚える
・それを繰り返すことで、頭の中で考えなくても動けるようになる
・体が覚える=筋肉が記憶することで意識が解放される
・解放された意識で俯瞰から見ることで「形」の本質が見えてくる

と考えています。

西洋医学と伝統医学の考え方の違い


西洋医学では、脳は体の中枢であり各部をコントロールするという「縦型」であるのに対し
伝統医学では、内臓はもちろん、骨や筋肉や体液に至るまですべての細胞一つ一つが記憶力や判断力を持っていると考え
互いに連携する「水平型」と考えています。

普通のピッチャーが投げてキャッチャーミットに収まるまで約0.4秒、一流ともなると0.3秒になるという。
これに対して人間は、目で見て脳で反応して神経に伝達して動き出すのに0.3〜0.4秒かかるそうです。
その間に球種やコースや状況を判断するという神業をこなしているのです。
これは体の組織が経験を記憶しているということでしょう。

だからバッティングは、脳で情報処理をする通常の思考回路ではなくて、カラダの反射機能を利用した脊髄からの
電気信号からバッティングを行っている、とも言われています。

当院でよくいう言葉

当院でよくいう言葉があります。
 ・3日間続けると頭が覚える > いわゆる三日坊主
 ・3週間続けると体が覚える
 > 脳で覚えている時間 
 ・3ヶ月続けると体が変わる
 > 細胞が入れ替わる時間
 ・3年続けると体質が変わる
 > 各臓器が連携を始める

これはまさに体の組織が覚えて、中から変わっていくということでしょう。

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