ビタミン、ミネラル、アミノ酸 本当にこれで足りるのだろうか?

久しぶりに山にキャンプに行って感じたこと。改めて「食」の重要さが身にしみました。

幼稚園児から小学生の自然体験。自然は堪能できたけど食事は、、、

何年かぶりに地元の青少年団体を連れてキャンプに行ってきました。小さな子供達なのでキャンプと言っても公立の施設で、立派な食堂があり部屋には冷暖房が入るので、テントに寝たりBBQをしたわけではありません。3食とも支給された自然体験のようなものです。

標高もそれなりに高く天気にも恵まれ、広大な敷地と立派な施設で、子供達は思う存分遊び色々な自然体験ができて、とても満足していました。ご飯もたくさん食べていたのですが、その時ふと感じたことがありました。

山の中の施設だから「冷凍食品」になるのは仕方がないことなのか?

配膳された食事を見て「ん、このメニューどこかで見たことがあるな」。そうコンビニにあるお弁当そのものなのです。
メインは、ハンバーグであったり揚げ物であったり魚の切り身焼きで、副菜は角っこに漬物やメインの下に隠れるように野菜が敷かれていたりしていました。そこにソースやドレッシングをかけていただきます。確かに味噌汁やスープが付いてくるのですが、これどう見ても栄養バランスが悪くないかと感じました。

主菜はどれも冷凍食品か加工食品ばかり。そこへ市販のソースやドレッシングをかけると、普段家で食べている味になるので、みんなの食が進むのも頷けます。自宅の場合は、もう少しバランスは良くなるのかもしれませんが、基本的な構成は似たもののようか気がします。

自分の若い時の食事を思い出すと、これとあまり相違がなくメインのおかずに注目して、野菜や漬物などの副食にはあまり関心がなかったと記憶しています。

改めて見直す「ビタミン・ミネラル・アミノ酸」の関係

この図は46種類(ビタミン18種類、ミネラル20種類、アミノ酸8種類)の相関図です。
それぞれが関係しあい、片方がなけれな効果がなかったり、体に吸収されなかったりします。これらは自分の体で産生されるものもありますが、ほとんどは外から吸収しなければならないものです。

5大栄養素
1、糖質(炭水化物)
2、脂質
3、たんぱく質
4、ビタミン
5、ミネラル
糖質、脂質、たんぱく質の話はよく出ますが、ビタミンやミネラル、それを補うアミノ酸の関係性についてはあまり深く考えていないのではないでしょうか?

「栄養の樽」って知ってますか?

たんぱく質=筋肉や内臓、皮膚、髪の毛など体をつくるもとになります。脂質と同じく、動物性と植物性があります。

アミノ酸のバランスが良いと、十分に蓄えられますが、アミノ酸8種類の中の1つでも不足すると、他のものを取っていても一番少ないアミノ酸の量の分しか蓄えることができず、余った分は排出されてしまいます。

サプリメントで補えばいい? 過剰摂取のサプリの闇

最近は栄養補助食品として、サプリメントなどがたくさん出回っています。足らない人はそれらで補えばいいんじゃないかと思う人もいると思います。

ちょっと待ってください!

あなたは自分の中でどの栄養素が足らないかわかっているのですか?
わからないけど、とりあえず手当たり次第飲めばいいんじゃないかと思っている人は「過剰摂取」になってしまうことがあります。

「サプリメントの闇」については、長くなるので別な記事で改めて投稿させていただきます。

必要な5大栄養素はどこから取ればいい?

それはやっぱり新鮮な野菜や果物、肉や魚を満遍なく取ることになります。

できれば旬なもの、そして無農薬や有機栽培であることが望ましいです。
生産者は収量を上げるために化成肥料や農薬を使うことがあります。生活のためそれは否定しませんが、どうしても残存量が気になります。

そしてそれは野菜ばかりでなく土壌にも影響します。ビタミンやミネラル豊富な野菜は、微生物や土壌細菌などによる元気な土から生まれます。
無農薬野菜や有機栽培の野菜はその分手間暇がかかり、値段も高くなりがちです。
安い野菜を買ってあとでサプリで補うか、ビタミン・ミネラル豊富なちょっと高い野菜を食べて健康な体の土台作りをするかは、お任せします。

スーパーに並んでいる野菜の栄養価は?

ある人の報告によると昔(戦前)の野菜の栄養価と今の野菜の栄養価は、1/2から1/4程度に下がっていると言われています。
品種改良や調理方法が変化していることはあると思いますが、私の中で50年前の野菜と今の野菜の味は明らかに違うことは確かでしょう。

さらに気になるのが「調理方法」

話を最初に戻しますが、出てきたおかずのほとんど全てが加工食品であったり冷凍食品であったりします。
そうでなくても「栄養価」が低くなった素材を「食品添加物」を使って加工したり「冷凍食品」として長期保存できるようにすることで「栄養価」がさらに壊れていくのではないかと心配しています。

そして極め付けが「電子レンジ」での調理。

野菜などの素材にかろうじて残った栄養素を、この「電子レンジ」という最終兵器?で完全に無力化しているのではないかと思っています。

まとめ

個別の食材について、細かく調査しているわけではないので断定はできませんが、今まで私が何十年と食べてきた食生活が、秦野に移住して実際に農業に携わって、毎日溢れるように野菜を食べていると明らかに体調は良くなってきていると感じます。
今回のキャンプ生活で気がつき、今までを振り返るとその食生活が何十年後にどのように影響されるかが実感できました。
大人もそうですが未来を背負う子供たちにこそ、もう一度警鐘を鳴らしたくてこの記事を投稿しました。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!