私たちについて

アトラス コア バランスでは、私たち二人でお客様の身体を見ています。
同じ身体を見ても、二人の見方がまったく違うことがあります。
一人は「なぜだろう」と掘り下げ、一人は先入観を持たず全体を感じ取る。
見方は違っても、大切にしていることは同じです。
一つの症状だけで決めつけず、その方自身を見ていくことです。

夫婦(スクラブ)

院長 山片 悟

『身体という「謎解き」が、今も面白くて仕方ありません』

私は、最初から整体師を目指していたわけではありません。
東京で生まれ、身体を動かすことが大好きでした。中学でテニスを始め、高校ではラグビー部へ。大学では再びテニスに戻り、気がつけばテニスとの付き合いは50年以上。現在も続けています。

自分の身体にはかなり自信がありました。
まさか70歳を過ぎても、自分自身の身体を教材にして「身体とは何だろう」と考え続けているとは、当時は想像もしていませんでした。

整体とはまったく違う世界から始まりました

学生時代の私の夢は、「ペンションを経営すること」でした。
父の影響もあってリュック一つで山を歩いていた私は、宿泊業を学ぶつもりで東京プリンスホテルでアルバイトをしました。
そこで外国からのお客様と接するうちに、あることに気づきます。
「自分は外国のこと以前に、日本のことをあまり知らないな」

そこで就職先に選んだのが、呉服の世界でした。
呉服の仕事をする中で、社内のシステム化にも携わるようになりました。当時は大型コンピューターから小型コンピューター、そしてパソコンへと移り変わっていく時代です。

やがて仲間と独立し、横浜で業務用ソフトウェアを作る会社を経営するようになりました。
周りから見れば、ずいぶんバラバラな道に見えたようです。
でも私の中では、不思議と「いつかペンションを経営する」という夢へ一本の線でつながっていました。

興味を持つと、自分でやって確かめたくなる。
これは昔から変わっていないようです。

身体の世界への入口は、妻でした

先に身体の世界へ入ったのは妻です。
妻は仲間から誘われてアトラスオーソゴナルを学ぶようになり、新潟まで毎月夜行バスで通う生活を約3年続け、最後には仲間とともにアメリカ・アトランタまで行って学びました。

当時の私は、その仕事を少し手伝う程度でした。ところが近所に東洋医学を教えるスクールがあり、
「自転車で行けるし、ちょっと勉強してみるか」
そんな軽い気持ちで通い始めたことが、私自身が身体の世界へ入るきっかけになりました。

それが20年以上続くことになるとは、思ってもいませんでした。

「本当にそうなのだろうか」が始まりでした

私は子どもの頃から頭痛があり、高校のラグビー部では頭に衝撃を受けることもありました。
そんな経験もあって、妻がアトラスオーソゴナルを学ぶ中で「むち打ち症」と「脳脊髄液」という言葉に触れ、興味を持つようになりました。

「本当に身体は、そんな仕組みになっているのだろうか」
疑問を持つと、自分で確かめたくなります。そこからさまざまなセミナーへ足を運び、本を読み、身体について学ぶようになりました。

中でも私の身体の見方を大きく変えたのが、蒲田の宮野医院で行われていたセミナーです。
脳脊髄液や身体のリズム、そして一つの部分だけでは説明できない全身のつながりについて考えるようになりました。
それまでとは、身体を見る景色そのものが変わったように感じました。

バラバラだったものが、一本につながってきた

宮野医院での学びとともに、渡辺新一郎先生の著書『一人でできる背骨体操』との出会いも大きなものでした。
骨格だけを見るのではなく、内臓や神経との関係も含めて身体全体を考えるという、新しい視点を得たからです。

それまで別々に学んできたことが、自分の中で一本につながったように感じました。
アトラスオーソゴナル、クラニオセイクラル、経絡、筋膜、脊椎神経調律法。
私は、どれか一つだけが正解だとは考えていません。

それぞれ違う方向から身体を見ているうちに、

「人の身体は、一つの部分だけでは考えられない」

という考えが、少しずつ自分の中に出来上がってきました。

同じ練習をしても、同じようにはならない

長く続けてきたテニスから教えられたこともあります。
同じコーチから同じように教わり、同じ練習をしても、上達の仕方は一人ひとり違います。

長く人の身体を見ているうちに、生まれ持った骨格も、身体の使い方も、重心の取り方も、一人ひとり違うことを強く意識するようになりました。

それなら、全員を同じ「正しい身体」に近づけようとすること自体に、少し無理があるのではないか。
そう考えるようになりました。

「アトラス コア バランス」の“バランス”には、そんな私の身体の見方が表れています。
形の違う石を一つずつ積み上げていく、ストーンバランシングというものがあります。

とても積み上がりそうにない石でも、その石が安定する一点を探していくと、すっと立つことがあります。
人の身体も、それに少し似ているのではないかと思っています。

誰かにとって良い姿勢が、そのまま別の人にとって良い姿勢とは限りません。
だから私は、その人を一つの理想的な形に当てはめるのではなく、

「この人にとって、無理の少ないバランスはどこにあるのだろう」

と考えることを大切にしています。

ストーンバランシング

20年やって、分からないことが増えました

施術を始めた頃の私は、「健康をリードする側」という意識もあったのでしょう。
ところが、自分が年齢を重ねると身体は変わってきます。
自分だって、決して完成された健康体ではなかったんだな」
と思うようになりました。

若い頃はいろいろな技術を覚えようとしました。今はむしろ、一つのことを深く見る方が面白くなりました。
20年前より知識は増えました。でも同時に、身体を簡単に決めつけなくなりました。

昔のお客様を思い出して、
「今だったら、もう少し違う見方ができたかもしれないな」
と思うこともあります。

経験とは、「何でも分かるようになること」ではないのかもしれません。

「簡単には分からないということが、少しずつ分かってくること。」

今はそんなふうに思っています。

身体を考えていたら、食、そして土までたどり着きました

身体について考え続けていると、施術室の中だけでは話が終わらなくなってきました。
当院では、
「身体は、食べたものでできている」
ということも大切にしています。

毎日の食事や睡眠、身体の使い方。そして、その人が長年続けてきた生活そのものが身体につながっています。
そんな思いから、食への関心も強くなりました。
コロナ禍をきっかけに長年暮らした横浜を離れ、秦野へ移住しました。

現在は有機農法に取り組む仲間たちと活動しながら、自分でも畑を借り、土を触っています。
まさか身体の勉強を始めて、最後は畑まで耕すことになるとは思いませんでした。
でも私の中では、すべてつながっています。

まだまだ分からないから、やめられません

20年以上施術をしていても、初めて出会う身体があります。
経験したことのない症状のお客様が来られることもあります。

そんなとき私は、困ると同時に少しワクワクします。
「これは、どういうことなんだろう」
これまでの経験と照らし合わせ、また調べ、考えます。すると、自分の知らなかった世界が、また少し広がります。

だから「こうしなさい」と上から答えを押しつけるのではなく、一緒に、
「なぜこうなったのでしょうね」
「では、何ならできるでしょう」
と考えられる施術者でありたいと思っています。

70歳を過ぎた今でも、この仕事を続けている理由を聞かれたら、答えは案外簡単です。

「こんなに面白くて、謎解きゲームのような仕事、やめられません。」

まだ分からないことがあります。
だから、もう少し身体を見ていたい。
それが今の私です。

施術者 平戸 恵子

『先入観を持たず、まず目の前の人を感じることから』

身体を見る仕事との出会い

横浜で生まれ、私はずっと横浜で育ちました。
中学から私立の学校へ進み、学生時代はマンドリンクラブでフルートを担当していました。

友人からは昔から「温和な性格」と言われます。人から話しかけられることも多く、学生時代からの友人や、施術の勉強を一緒にした仲間とは今でも交流が続いています。

身体の仕事を始める前は、派遣会社に登録し、調剤薬局で働くことが多くありました。
そこで毎日のように薬に接し、同じ方が長く通われている姿を見る中で、少しずつ「健康」について考えるようになりました。

薬には大切な役割があります。
一方で、

「健康を支えるために、ほかにできることはないのだろうか」

そんな疑問を持つようになったことが、今振り返れば身体への関心につながっていたのかもしれません。

自分の力で、何かを始めてみたかった

最初に学んだのは、インドのチャンピサージでした。
当時、自宅で施術をしている人のことを知り、
「こんな仕事の仕方もあるんだ」
と興味を持ったことが、始まりだったように思います。

その後、勉強仲間から声をかけられたことをきっかけに、アトラスオーソゴナルを学ぶことになりました。
新潟で女性を対象にしたスクールの第1期生を募集していた時期でした。
決して気軽に始められる勉強ではありませんでした。それでも、一度やってみようと決め、それから約3年間、毎月新潟まで通いました。

最後には、先生や仲間と一緒にアメリカ・アトランタへ行き、現地でも学びました。
それまで横浜以外で生活したこともなかった私にとって、ずいぶん大きな一歩だったと思います。

心をフラットにして見る

20年以上、お客様の身体に触れる仕事を続ける中で、私自身の「身体を見る目」も変わってきました。
この仕事をしていなかったら、身体や健康について、今とはずいぶん違った見方をしていたと思います。

お客様を見るとき、私が大切にしていることがあります。

心をフラットにすること。
先入観を持たないこと。
そして、感じたことを全体として考えること。

「この症状だから、きっとここだろう」
「この人は、こういう身体だろう」
最初からそう決めてしまうと、目の前にあるものを見落としてしまうことがあります。

まず触れて、感じる。
姿勢や身体の状態だけでなく、そのとき感じた小さなことも含めて、一度自分の中に入れてみます。

そして最後に、それらを全体として考えます。
自分でも、どうしてそう感じたのか、すべてを理屈で説明できるわけではありません。
でも20年以上、多くの身体に触れてきた中で身についた感覚も、私にとっては大切なものになっています。

気がつけば、20年以上続いていました

最初から「一生この仕事をしよう」と決めていたわけではありません。
この仕事をしていなかったら、今ごろ何をしていたかと聞かれれば、

「たぶん普通の主婦かな」
と答えると思います。
料理が好きなので、毎日何かを作っていたかもしれません。

それでも振り返れば、20年以上、身体に触れる仕事を続けてきました。
その間に、お客様の身体を見るだけでなく、自分自身の身体や健康を見る目も変わりました。

今も大切にしていることは、最初から答えを決めないこと。

目の前の人を、そのまま見ること。

そして、自分が感じたことを一つだけで判断せず、全体として考えること。
これからも、そんなふうに一人ひとりの身体と向き合っていきたいと思っています。

二人だから見えること

施術が終わったあと、二人でお客様の身体について話すことがあります。
ときには、同じ方を見ていたとは思えないほど、二人の見方が違うこともあります。

山片は、一つ気になることがあると「なぜだろう」と理由を掘り下げていくタイプです。
平戸は、できるだけ先入観を持たず、触れて感じたことを全体として考えていきます。

どちらか一方が正しく、もう一方が間違っているとは考えていません。
同じ身体でも、見る人が違えば、見えてくるものも違います。

一人では一つの方向からしか見えなかったものが、二人で見ることで違う角度から見えてくることがあります。

私たちは、その違いも大切にしています。

私たちが大切にしていること

私たちは、すべての人を同じ「正しい身体」に近づけることを目指しているわけではありません。
河原の石が一つひとつ違う形をしているように、人の身体も一人ひとり違います。

同じような症状でも、生まれ持った身体の特徴、これまでの身体の使い方、食事、睡眠、生活習慣など、その背景は人それぞれです。
だから私たちは、症状がある場所だけを見るのではなく、

なぜ今、この身体になっているのだろう」

と、その方と一緒に考えることを大切にしています。
施術ですべてを変えようとするのではなく、身体が本来持っている働きを生かしながら、その方にとって無理の少ないバランスを探していく。

そして最終的には、施術を受けることだけではなく、ご自身の身体を知り、毎日の生活の中で身体と上手につき合っていけるようになること。
それが、私たちの考える『アトラス コア バランス』です。

身体のつながりを一緒に考えてみませんか?

身体のつながり方や負担の現れ方は、一人ひとり異なります。
現在のお悩みだけでなく、これまでの経過や日常生活も含めて、
一緒に身体の状態を確認していきます。

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